部署紹介
Department Introduction
多様な診療を可能とする医療設備と幅広い医療知識によって、
患者さん一人ひとりのニーズに適した総合的な医療を提供しています。
集中治療室
集中治療室では、2次救急として内科外科を問わず重症急性期患者の受け入れをしており、人工呼吸器管理・補助循環装置(IABP・PCPS)手術後管理などを中心とした看護を行っています。チームとしては、多種多様なスタッフがそれぞれ連携を取りながら患者さんにとって最適な治療を実施。看護体制は、2人1組でのチームナーシング*1+PNSを採用することで、安全かつ質の高い看護を実現しています。また、「集中ケア認定看護師兼特定看護師」を指導者に置くことで、看護部全体の職員教育にも力を注いでいます。
*1(Partnership Nursing System/パートナーシップ・ナーシング・システム)
循環器内科
循環器内科では、専門分野の医師を中心に臨床工学技士・外来・病棟看護師・薬剤師など、他部署とも連携を取り合いながらチームを編成。ペースメーカー挿入や心臓カテーテル検査・治療、不整脈・心不全などの循環器患者を中心に受け入れています。病棟ではPCI前後の看護など、スタッフ同士で積極的に知識共有をしながら患者さんと向き合っています。
消化器外科
消化器外科では、消化器疾患を中心に消化管出血の内視鏡治療、食道・胃・胆肝・大腸などの手術を行っており、化学療法・がん緩和ケアなどの患者さんも受け入れています。病棟は、術前検査やERCPなど治療処置の介助、ストーマ管理や指導・化学療法・がん疼痛コントロールなど業務が広範囲に及ぶためPNSを導入。また、退院支援リンクナースを中心にMSW・訪問看護・リハビリ科・薬剤科・緩和ケア認定看護師が連携しながら、カンファレンスを実施。自宅退院への指導をしながら、患者さんが望むケアをチームで行っています。
形成外科
形成外科では、腫瘤切除・熱傷・潰瘍・褥瘡による植皮・頬骨整復・四肢切断などの手術を中心に行っており、また創部のVAC療法も実施しています。病棟では、皮膚・排泄ケア認定看護師の指導のもと、多種多様な患者さんに合わせた質の高い看護ケアを行っています。
整形外科
整形外科では、四肢の骨折・脊髄・膝関節の手術を中心に行っています。患者さんの高齢化が進んでいる中、独居・老老介護などの生活背景も多様化。術後、スムーズに元の生活に戻ることが困難な患者さんも多く、回復期リハビリ病院への転院や、退院支援病棟への転床を支援しています。病棟の看護体制としては、チームナーシング+PNSを採用。スタッフ同士が協力しながら安全な看護を提供できるよう取り組んでいます。
腎泌尿器科
腎泌尿器科では、前立腺肥大や膀胱腫瘍に対しての経尿道的内視鏡治療(TUR-P、TUR-Bt)を中心に、腎臓摘出術や膀胱全摘・回腸導管などの手術も行っています。また、院内に透析室を備えており、透析導入やブラッドアクセス手術を多く実施しています。病棟では透析室と協力しながら、透析導入患者さんへのオリエンテーションや、退院後の日常生活の指導などにも力を入れています。
一般内科
内科病棟は2病棟。内科疾患(脳血管障害、肺炎、心不全、糖尿病)を中心とした慢性疾患憎悪〜回復期の受け入れを実施しています。地域の高齢者や慢性疾患患者などが患者さんの大半を占めるので、入退院の繰り返しも決して少なくはありません。患者さんとそのご家族、周りを取り巻く環境にも視野を広げながら、医療チーム一丸となって退院支援に力を入れています。また、現場にさまざまな分野の資格取得看護師が介入することでスタッフの教育にも取り組んでいます。
地域包括ケア病棟
地域包括ケア病棟では、病状の経過をみたり、入院前の状態に近づけられるようリハビリを実施したりと、退院の準備に入る患者さんを受け入れる病棟です。患者さんご家族・医療チームで、退院前のカンファレンスを行うことで生活課題を明確化し安心して退院できる環境をつくっています。また、施設に入所される方の場合は、施設との情報共有を綿密に行い入所後の不安軽減を図っています。病院全体と連携を図りながら、患者さん・ご家族のニーズに合った温かい退院支援を目的とします。